家族で協力すれば月々の生活費を節約できる

二世帯住宅は、全国的に高齢化が進む中で、古くから大家族の多い地方だけでなく、都市部においても注目度が高まっています。二世代や三世代が同じ建物で暮らす場合は、育児や介護、買い物、通院など様々なシーンでサポートし合えるのが大きなメリットと言えるでしょう。また、水道料金や電気料金の基本料金が一軒分で計算されるため、家族が離れて暮らす場合と比べて月々の生活費が安く済みます。また、インターネットのプロバイダー料金や携帯料金についても、二世帯住宅に適したお得なプランを選べることがあり、節約できた分を将来の教育費や老後の資金に充てられます。二世帯住宅で同居を始めてから生活費について悩まないよう、最低限かかる費用について早いうちから家族で把握をしておくことが大事です。

世帯間でストレスが溜まることもある

二世帯住宅は、生活の中で問題が起こった時に家族間で助け合えるのが魅力ですが、距離が近すぎてプライベートの空間が制限されることがあります。また、一階と二階でそれぞれの世帯が分かれて暮らす場合には、互いの生活習慣の違いにより物音が気になったり、好きな時間に入浴や調理ができなかったりするケースもあります。普段は仲の良い家族でも互いの生活に口出しするのは気が引けてしまい、知らず知らずのうちにストレスや不満が溜まるものです。こうした生活に関する問題を上手くクリアするには、定期的に家庭内で話し合いができる機会を設けたり、共有する場所とそうでない場所を細かく分けたりするのも良いでしょう。

二世帯住宅は、互いの世帯が様々な面で支えあえるのがメリットです。例えば、子育て・介護のサポートや、費用の工面などが挙げられます。